バレエの歩み②

レッスンは2021年から少しずつ通えるようになりましたが、実は舞台には、まだ歩くのも、長時間立っているのもちょっと不安という2015年から立たせていただいていました。

あるこれは、それまで教えを手伝わせていただいていた『バレエアカデミールルベさん』の主宰の先生が、

『歩けるなら、そして嫌じゃないなら、舞台に立ってみない??』

と言ってくださったことがきっかけです。

何も踊れないのに、どうやって…と思いましたが、幸い身長が高かったことで、演技の役(フィギュラシオン)をやらせていただけるとのこと。

大体、演技役は王妃など、ドレスを着る役が多いので、ちょうどよかったんです笑

みんなの発表会に花を添える感じです💐

元気で若かった時は、技術に目が行きがちでしたが、こういう機会をいただけて、上半身をどのように使うか、客席からどのように見えているかということをより意識するようになり、たとえ脚で踊らないとしても美しい上半身のラインや動作は、普段のバレエレッスンでの立ち方を意識しないと出ない。

このことが身をもって経験できたのは財産だし、ちょっと動けるようになった今も、とても役に立っています✨

演じさせてもらった役は色々で、王妃・人形・魔法使いの妖精と変身した時のおばあさん(おばあさんはコロナで舞台ではできなかったけど)

ちょっと踊れるようになってからは、アヴェ・マリアの曲でマリア様、コッペリアという演目の本来男性がやる市長さんの役を女性に変えた役、先生オリジナル作品のバレエ学校を題材にした作品で、バレエの校長先生役、そして今年はオペラ座の怪人のバレエ教師役で少し踊りました🩰

年々、少しずつハードルが高くなっていて、そのハードルの上げ方がかなり秀逸で、毎年、自分ってこんなこと出来るんだ!と思わせてもらえています✨

…めちゃくちゃ不安ですけどね😂笑

そして来年の1月12日は、遂に!骨頭壊死になってから初めてトゥシューズで、舞台で踊ることになりました♪

とはいえ、やはり一人では難しいので、男性の先生の力をお借りしてになります。

普通、1人できちんと踊れる上手な人が男性と組んで踊るので、順番はおかしいのですが😅まぁ仕方ない。

つい先日、初めて男性とのリハーサルがあったのですが、とりあえず、本当にとりあえず、一曲通してできたので、ひとまずは安心?

個人的には全然納得できず、動画見てショックを受けてましたが、今は気を取り直して対策を考えているところです

でも動画を見て、現役で踊っている頃と比べたら、随分脚のラインが変わったなと思えるようになりました。

踊っている最中の、筋力が足らない部分や、バランスがおかしい時は昔の脚のラインが出るので、使い方大事ね〜と改めて思います。

…ただ、立腰トレーナーの身としては、身体の使い方は、それ以前の身体の在り方によって決まるので、

(どんな状態の人がその運動を行うのかで、結果は変わってくるし、骨格の構造のとおりに動いているという在り方になっていくと、身体の使い方は自然と良くなる)

変わっている最中の今は、立腰体操で根本の身体を整えつつ、バレエの時はどうしたら今の自分で心地よく動け、身体や脚のラインが今の私の中で1番いいものが出せるのか?

そしてバレエ的にも大きく間違わない動きが出来るように…やること盛りだくさん!!!

でも本当に、この前のリハーサルは悔しかったので、少しでも納得のいく踊りが出来るように、本番まで自分と向き合っていこうと思います😊