股関節の外旋

バレエの時には脚を外旋させて、いわるゆ一番や五番などのポーズをするのですが、私はこれが苦手です。

 内腿を使ってと言われるけれど、内腿に力は入らず、外側の大腿直筋あたりの大きくて力の入りやすい筋肉がどうしても働いてしまいます。付け根の外側が縮まるような違和感や大転子のあたりにも違和感が出ます。 

「外側の筋肉が発達しすぎているから内腿を鍛えなきゃ!」

「外側の筋肉をほぐそう!」 

以前の私はこのように考えていましたが、今では

「何故外側ばかり使ってしまうのか?どうして内腿に力が入りにくいのか?」と思うようになってきました。(完全にリハビリの先生の影響(笑)でも、いい影響でしょ?(OvO)) 

筋肉をほぐすことは間違いではないですが、身体の使い方が変わらなければ、これからもずっと外側の筋肉が優位に働くだけで、いたちごっこですから… 

まず身体をゆるめて、重心をいいところ(高岡英夫先生のいうウナ)に持っていってそこで動くことができるようにする。そうすれば常にゆるんだ必要最低限の力で動くことのできる身体に変化していく。
=余計な筋肉を使わないので、外側の筋肉が張ることがなくなる。→バレエでもそうなっていける!

 ここまでは今までのリハビリで学んだのでわかるようになりました。そして日々頑張って習得しようと努力中です。

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日々自分でリハビリをしていて、そのうえで先生のリハビリを受けると、時々驚くことがあります。 

先日のリハビリの時は、外旋が簡単にできるじゃん!!私!!!!!と驚きました。しかも、最初に書いたような外側の筋肉が張ったりすることなくです!

 何が起こったかというと、小・中・大臀筋あたりと上半身(特に脇の下あたり…前鋸筋とかかな?)を先生にほぐしてもらったら、それまで結構頑張って坐骨を中心に寄せて脚を外旋させていたのに、簡単に回せるようになったのです! 

「いつもあんなに頑張っていたのは一体何⁉︎」 

というくらい、簡単にまわりました(笑) 

私の場合、右は脚を外旋するときに大転子のあたりに支点があって脚を回している感覚が強かったのですが、可動域は広かったので、臀筋をほぐすことで、支点が坐骨辺りまでよってきました!=支点が中心に寄ると勝手に内腿が働く!

 左は右よりは割と中心に近いところに支点があったものの、元々可動域が狭かったようで(確かに昔からやりにくかった)、こちらは可動域を広げないといけない…という感じです。(痛みもまだあるしね) 

左右それぞれに一長一短。でも、力が相当入らなくなるので、今後が楽しみです!

今回臀筋をゆるめてもらったので、ここから後ろの意識を入れていくと外旋時の支点が中心に寄ってくるようになるそうです!! 

今後も身体のゆる・ウナ・後ろの意識で頑張るぞ!と思えた先日のリハビリでした。